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さいたま市の精神科,神経精神科,心療内科 イサオクリニック

発達障害

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発達障害

発達障害とは、主に先天性の脳機能障害が原因となり、乳幼児期に生じる発達の遅れです。
精神障害や知能障害を伴う場合もあります。
成長するにつれ、自分自身のもつ不得手な部分に気づき、生きにくさを感じることがあるかもしれません。
同じ人に、いくつかのタイプの発達障害があることも珍しくなく、そのため、同じ障害がある人同士でもまったく似ていないように見えることがあります。個人差がとても大きいという点が、「発達障害」の特徴といえるかもしれません。

原因

発達障害の原因は脳機能の障害とされていますが、なぜ脳機能障害が起こるのかということは、はっきりとしていません。
遺伝子の要因が強く、先天的であることはほぼ確かです。しかし発症の仕組みは完全には解明されていません。
基本的には発達障害は生まれてから死ぬまで一生付き合う特性と言えます。

症状

自閉症スペクトラム障害

自閉症スペクトラム障害と一言で言っても、生活に支障をきたすほど症状が強い方から、症状が軽度で日常生活にほとんど支障なく暮らせる方まで様々です。症状の強弱や、知的障害を伴う・伴わないなどによって十人十色の理解やサポートが必要な障害です。

典型的には1歳台で、人の目を見ることが少ない、指さしをしない、ほかの子どもに関心がない、などの様子がみられます。対人関係に関連したこのような行動は、通常の子どもでは急速に伸びるのと違って、自閉症スペクトラム障害の子どもでははっきりしません。保育所や幼稚園に入ると、一人遊びが多く集団行動が苦手など、人との関わり方が独特なことで気づかれることがあります。
思春期や青年期になると、対人交流とコミュニケーションの質が異常であることや著しく興味が限局すること、パターン的な行動があることなどがあります。
もちろん、人によって強弱がありますし、多かれ少かれ皆が持っている個性であることもあります。これが強く出てしまった場合にのみ、社会的生活に困難を引き起こします。

注意欠如・多動性障害(ADHD)

7歳までに、多動-衝動性、あるいは不注意、またはその両方の症状が現れます。
不注意の症状は注意力・集中力が持続せず、あちこちに意識がいってしまいます。
教室で物音がすると、すぐに物音のしたほうに意識がいってしまったり、そわそわしていているように見えたりします。
忘れ物が多い、物をなくすことが多い、片付けられないという症状もあります。
多動症状は、じっとしていられずに、動きが多いのが特徴です。授業中でも教室を飛び出してしまったり、教室内を歩き回ってしまったりします。
衝動症状は、突発的に行動してしまい、相手が話しているにもかかわらず話し始めてしまったりします。
他に順番が待てない、規則を守れない、じっとしていられないなどの症状があり、すぐに手をだしてしまうこともあります。

学習障害(LD)

全般的な知的発達には問題がないのに、読む、書く、計算するなど特定の事柄のみが難しい状態を指し、それぞれ学業成績や日常生活に困難が生じます。こうした能力を要求される小学校2~4年生頃に成績不振などから明らかになります。

治療

自閉症スペクトラム障害

幼児期に診断された場合には、医療機関によって治療はさまざまですが一番大切なことはお子様に合う方法を見つけることです。多くは個別や小さな集団での療育を受けることによって、コミュニケーションの発達を促し、適応力を伸ばすことが期待できます。
それ以外にもスキンシップをたくさんとったりし体からアプローチするものや環境を整えることなどがあげられます。
また、療育を経験することによって、新しい場面に対する不安が減り、集団活動に参加する意欲が高まることがあります。言葉によるコミュニケーションに頼りすぎず、視覚的な手がかりを増やすなどの環境面の工夫をすれば、子どもの不安が減り、気持ちが安定し、パニックが少なくなることが期待できます。
成人の場合は対象とした対人技能訓練や認知リハビリテーションを行っている施設は少ないですが、対人関係上の問題への対処方法を身につけるには有効です。地域の発達障害者支援センターが、自閉症スペクトラム障害者を対象にしたグループ活動を行っていることがあります。
成人になってから診断された場合はまずその障害を理解し、自分自身の得意なことと苦手なことを把握することが大切です。
例えば白黒はっきりしないことが苦手な場合などに対するマイルールを作ってしまうことです。
それにより不安定なことに対する不安感を取り除くことができることが多いのでこのように対処を考えていくことが治療につながります。

注意欠如・多動性障害(ADHD)

主な治療方法として、薬物療法や心理療法などがあげられます。
幼児期や児童期に診断された場合には、薬物療法と行動変容、そして生活環境の調整が行われることが多いです。
薬物療法により、症状を改善することで、学習や仕事の能力・考え方・行動・他の人との関わり方など多くの面で効果が出てきます。
中枢神経刺激薬(メチルフェニデートなど)は、ノルアドレナリンとドーパミンの取り込みを抑制することで、神経伝達物質の不足が改善され、ADHDの症状が改善するとされています。
中枢神経刺激薬の服用で、約80%の人に症状の改善がみられたという報告もあります。
生活環境の調整としては、勉強などに集中しないといけないときには本人の好きな遊び道具を片づけ、テレビを消すなど、集中を妨げる刺激をできるだけ周囲からなくすことが重要です。また、集中しないといけない時間は短めに、一度にこなさなければいけない量は少なめに設定し、休憩をとるタイミングをあらかじめ決めておくことも効果的です。
自閉症スペクトラム障害と同様、親をはじめとする家族がADHDに対する知識や理解を深め、本人の特性を理解することが、本人の自尊心を低下させることを防ぎ、自分を信じ、勉強や作業、社会生活への意欲を高めることにつながります。
食事療法もあり、色々な問題行動は砂糖や食品添加物の過剰摂取も関係していると考えられています。
食事療法は、砂糖や食品添加物の摂取をなるべく控えるようにして、バランスの良い食事を心がける治療法です。

学習障害(LD)

学習障害の子どもに対しては、教育的な支援が重要になります。読むことが困難な場合は大きな文字で書かれた文章を指でなぞりながら読んだり、書くことが困難な場合は大きなマス目のノートを使ったり、計算が困難な場合は絵を使って視覚化するなどのそれぞれに応じた工夫が必要です。親と学校とが、子どもにある困難さを正しく理解し、決して子どもの怠慢さのせいにしないで、適切な支援の方法について情報を共有することが大事です。

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